中国に行った(広州・深圳・香港)
JALのマイルが余っていたので、色々あって行きたかった中国へ行った。せっかくなので中部からLCCの就航していない広州にした。
出発直前、ちょっと忙しくてほとんど何も調べないまま行ったけど、後述するネット環境さえあれば意外とどうとでもなる意味では、たとえば東南アジアとかと大して変わらないかなと思った。
広州のこと
広州にはトータル1日くらいしかいなかった。理由として、そもそも観光地じゃないので見るものがほとんどないから。とはいえ中国第3の都市だけあって、名古屋や大阪なんかよりよっぽど都会に感じた。
▲何かと話題のシェア自転車。使いたかったが、SMS認証とかwechat payとかが必要らしく面倒でやめた。写真は日本にも進出してるofoという会社(の廃棄自転車)。
中国に対しては7年くらい前に行った上海のイメージしかなかったが、空気もそれほど悪くなくてゴミも落ちてなくて治安も良くて、いい意味ですごく変わっていた。街を歩いててもとにかく清掃員と警察官が目についた。
香港のこと
広州で特にすることもないので、鉄道で1時間半くらいの香港に行った。
中国本土に比べて軽い気持ちで行くつもりだったけど、香港側の駅を降りてすぐの駅前に、「法輪功は国賊」みたいなことを延々書いた横断幕があって気が引き締まった。以前は逆に、法輪功が中国共産党を批判する掲示があった気がする。今年は党大会があったので、その余波かもしれない(詳しい人教えてください)
上環近くの自転車屋、VELO6 はFREITAGの品ぞろえがすごい。
もう1店、飛球単車行有限公司という自転車屋を調べて行ったけど、Y's roadみたいであんまりおもしろくなかった。
深圳のこと
時間があったので、中国のシリコンバレーと名高い深圳(深セン)にも行った。
噂では街行く人が全員セグウェイに乗っていて、空にはドローンが飛び回り、物乞いがQRコードを掲げている...とかなんとか、さすがにそんな訳ないだろうと思いながら行ったら全然そんな訳なかった。(一応、警官がセグウェイに乗ってるのは見かけた)
華強電子世界という名前の、ヨドバシカメラみたいな建物に所狭しと個人商店が並んでるみたいなビルは面白かった。一見してわかる偽物のiPhone屋からスマートホーム屋(?)まで、実店舗にする必要あるのかみたいなのも結構あった。
ここ30年くらいで急に発展した街らしく、新しい建物が多いのはもちろん、交通インフラ含めてちゃんと計画されてできた都市という印象を受けた。
ただ、これまで行ったことある場所の中でもトップクラスに英語が通じなかった。
インターネット検閲について
中国本土では、Great Firewallこと金盾によるインターネット検閲が実施されているので、GoogleやFacebook、LINEといった日本人が日常的に使うWebサービスの多くが使用できない。それを回避するため、日本であらかじめ買った香港simを持って行った。
amazonで「中国 sim」とか調べたら出てくるやつ。香港経由のローミングになるから接続制限の対象にならない、らしい。
実際使ってみて、開通から使用まで何の問題もなかった。それに多分、香港の露店で同じものを買うより安い。
帰る前に「天安門」とか調べてみようと思っていたけど、空港に向かう途中で通信容量を使い切ってしまって、できなかった。
地図サービスについて
先述の香港simなどを使ってネット検閲さえ回避すれば、一応Google mapが使えるが、中国で一般的に使われている「百度地图(Baidu maps)」をインストールするほうがよい。
その一番の理由として、位置情報の精度がけっこう違う。
百度地图はいつも正しく、Google mapはほとんどいつも北西にズレていたので、どうも通信キャリアが基地局ベースの位置情報を意図的にずらしている、ような気がする(詳しい人教えてください)
他にも、タクシーの運転手に見せてすぐ分かってくれるとか、Googleに比べて電車の乗り換えの情報が正確とか、わざわざインストールする価値はあると思う。
デメリットとしては、中国語表示しかできないのと、どうにも胡散臭いこと。
さいごに
帰りの飛行機で観たアトミック・ブロンドが面白かったのでサントラを買った。
以上